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シャトー・リオーブラン

Chateau Rioublanc

1963年に始まったシャトー・リオーブランのワイン造りは、ボルドーの右岸でリブルヌから15�H離れたところで行われています。現在の当主はフィリップ・カルテロ氏。先代にあたる現在の当主の父、アレクサンドロ氏がシャトーと18haの畑を買い取って創業しました。
創業当初は家畜の世話や野菜の栽培も行なっていました。現在、所有する畑は合計47ha。土壌は粘土とシルト層です。シルト層とは、粒が砂より小さく粘土よりも粗いもので、雨にぬれても靴に泥がつかないほど。適度に保水しつつ水はけがよい地質です。2015年7月に記録的な少雨で非常に乾燥したときでも、ボルドー左岸のポムロールで一部のドメーヌでブドウの熟成がブロックした一方で、リオーブランではまったく問題ない状況でした。
創業当初はおもに協同組合に売る白ブドウを栽培。72年にアレクサンドロ氏がリブルヌ地区で最初にメルローとカベルネを栽培し、ワイン造りをスタートしました。このエリアは以前、白ワインとロゼに適する土地とされていましたが、2000年ごろから徐々に温暖化の影響で赤ワインも上質になっているとのこと。アレクサンドロ氏には未来の予測がついていたかのようです。89年に現在の当主フィリップ氏が引き継いでからは畑の規模も広がり、現在に至っています。除草剤はすでに長い間使用を避けていましたが、2012年ヴィンテージからエコセール認証を取得しています。
当主のフィリップ氏は、オーガニック栽培への本格的な転換について自らの思いを語ります。「畑の規模が大きいので労働者を使用しています。彼らの健康を第一に考え、人の体に影響を及ぼすような栽培法は変えていこうと考えました。また、環境に影響をおよぼす除草剤を使用しないということを重視してオーガニック認証が必要でした」。5,000本/haという密植ですが、自分でトラクターのような機械も準備して土を耕したり、芽かきを丹念に行ない収量を抑え(赤で30hl/ha)クオリティの向上に注力しています。白とロゼの収穫は手摘み、赤の収穫は機械で行なっています。当主いわく、赤の畑は40haあり、手摘みは難しいとのことです。
フィリップ氏は大手の生産者のような、大量の季節労働者を採用することをしていません。雇用が安定していないことでワインの仕上がりにも影響をおよぼすと考え、1年を通して恒常的に雇っている労働者は10名です。