
クープローズと言えば、バラのラベルのイメージがあります。
先代から続いているシリーズがバラのラベルワインです。今回は現当主サラさん(姉)、マティアスさん(弟)が新しくリリースした新シリーズのワインもお披露目です。
※ボトル画像からワイン情報をご覧いただけます。

藤田:クープローズの新商品が入荷しました。早速試飲していきましょう!
最初はシスト2020年ですね。限定300本入荷です。標高は450m非常に高いところですね。北から北西向きの斜面で、冷涼なエリアで育ったルーサンヌの100%のワインです。岩石質のシスト土壌の区画で、標高が高いので南フランスのワインながら冷涼感がある爽やかな酸味が楽しめるワインだということです。ビオディナミ農法で育て、収穫した葡萄はフリーランジュースと一番搾りのみの果汁を使用。 500Lのブルゴーニュ樽で醸造しています。
佐々木:同じ生産者のワイン、シャンデュロワもそうですけど、クープローズの2024年のワインは透明感を感じますね。ルーサンヌは、アルコール度数が高くて酸味が穏やかなイメージですが、とてもキレイな酸味を楽しめるルーサンヌですね。
藤田:今ヴィンテージの話が出たのですが、サラさんに2024年はどんな年だったのか聞いたら「雨が多かった。もうここ数年間、雨が降らない天気が続いていたので、恵みの雨だった。おかげで葡萄も元気になったし、綺麗な酸が出てきて、ありがたかった」って話をされていました。
佐々木:ミネルヴォワの西のエリア、ルーションも気候が熱くなっているから、涼しげな白ワイン作れる場所って貴重ですよね。
市原:クープローズはミネルヴォワの中でも北の方にあるし、標高も高くてこれから楽しみですね。温暖化で気温が上がっている状況で、でも素敵なワインを相変わらず作るなというイメージですね。
白藤:このワインはミネラルの塊みたいな味わいだな。よく考えてみると、ルーサンヌの100%って意外と飲んだことないよな、ルーサンヌ100%ってこんな味するんだなというような、そんな印象でしたね。
藤井:実はもう1アイテム、ルーサンヌ100%のワインを扱っていますよ。サヴォワのシニャンベルジュロンです。
白藤:あ、そうか!飲んだことありました(笑)。でもタイプ全然違いますよね。ルーサーヌ、サヴォワの方がもう少し柔らかさというか、クープローズの方はミネラルしっかりで、結構しっかりした感じで。土壌の違いみたいなのを感じますね。
榎本:面白いですね。緯度は低いけど、こっちの方がミネラル感じる。
永渕:この比較対象としてはすごくいいのかなと思います。
藤田:ちなみに、生産者からは魚がおすすめっていうコメントをいただいてるんですけど、何が合いそうですか。
藤井:鯛とか良さそうですよね。白身魚が良さそう。和食なら昆布締めが良さそう。
榎本:フリットにしても合いそうですね。

藤田:次はアルジェス2023年です。
市原:醸しているのかな?色がすごい金色だ!
藤井:だいぶ濃いですね。スキンコンタクトをしっかりしてるような感じですね。
藤田:一部ですが、二日間のマセラシオンをしています。2023年はとても暑かったため、ルーサンヌの10%をマセラシオンしているそうです。 SO2無添加で、ノンフィルターですね。
佐々木:香りが豊かですね。キンモクセイのような。
永渕:すごく好きですね。色味が濃いですが、酸化のニュアンスは皆無で、フレッシュな果実味を感じますね。旨味もたっぷりあって、果実も生き生きとした味わいもあって、すごく美味しいです。
藤田:サラさん曰く、フレッシュさを与えるためにマセラシオンをしたそうです。
市原:クリーンに醸造して、良い状態で、そのまま手元に来たっていう感じがしますね。
白藤:アルジェスっていうのは粘土質の土壌だよね。ふくよかで丸みがあって非常に美味しいと思います。
榎本:とてもコクのあるワインなので、バターを使用した鴨のローストみたいなしっかりして肉と合わせたい。
白藤:味わい自体はドライなのでカツレツがいいですね。脂との相性は良さそうな気がしますよね。ポークソテーのオレンジソースとかもいいかもしれないね。

藤田:次はクラリネットですね。
市原:Claret Netって書くけど、ボルドーのクラレット的な意味合いかな?ちょっと淡い赤みたいな。
藤田:Claret (明るい赤)とNet(クリーン)を掛け合わせた言葉みたいですね。
榎本:品種は結構いろいろ使っていますね。
藤田:ピクプール・ノワール(Piquepoul Noir)、サンソー(Cinsault )、アラモン(Aramon)とリベイラン(Ribeyrenc)という葡萄を使っています。アラモン種は昔から育てられていた品種だそうですが、AOC上では認められていません。そのため、Vin de Franceのワインです。サラさんが憤慨していました!
藤井:冷やして飲んでも美味しそう。チルドレッドみたいな感じですね。
白藤:ちょうどいいよね、ちょっと冷やすぐらい、10度くらいで飲みたいね。
藤田:サラさんも冷やして飲むのがおすすめっていう風には書いてくれていますね。
佐々木:タンニンがやっぱり穏やかなので、心地よい果実味で。なんかアセロラっぽい、すごく爽やかな感じを感じです。
藤井:食前酒とかさ、アペロとかでも良さそう。
永渕:せっかくワイン名がクラリネットなので音楽聞きながら飲みたいです。
市原:どんなグラスがいいだろうね。白藤さんが使っているバルーングラスが良さそうな気がするけどね。
藤井:酸が心地よいワインなので、ブルゴーニュグラスがいいかもしれないですね。ワインだけでも楽しめそうなので、グラスも気にかけてもらっても楽しそうですね。トマトソース合いそう。ラタトゥイユとかも。

藤田:次はオリエンスの2017年です。
榎本:美味しい。オリエンスは寝かせるとますます美味しくなりますね。
藤井:9年熟成の南仏ワインは珍しいですよね。
永渕:酸味の質など違いますけど、なんか上質なボルドーを飲んでいるみたい。タンニンの心地よさはありますよね。
佐々木:すごくよく熟したボルドーみたい。このタンニの柔らかさというか、きめ細やかさと。
白藤:素晴らしいね。右岸の良さと左岸の良さを合わせ持ったような感じ。右岸の果実味、左岸のエレガントさを足したような。いい感じだね。
藤井:高級感あっていいな。ミネルヴォワの2017年はどんな感じだったんだろうね。
藤田:サラさんのコメントです。「2017年は暑く乾燥した年で、8月に収穫。シラーは非常に凝縮感があり、風味に満ち、美しい酸を持っていたのを覚えています。」
藤井:いや~、そう言えばアズマに入社して一番最初に感動したワインがオリエンスだったな。
市原:合わせるならやはり肉だね。羊かな。
佐々木:羊合うと思います。あとは羊乳のロックフォール!スパイスをふんだんに使ったラムチョップ!

藤田:いよいよ最後の赤、ベルティージュ(Vertige)ですね。ベルティージュの由来は、畑が崖近くにあって標高が高いので、見下ろすとクラクラするからという意味だそうです。
榎本:標高だけでなくアルコール度数も高いね。14.5%!力強いスタイル。
白藤:ただ、力強いだけでなくやっぱり品格も感じるさすがクープローズですね。
藤田:品種構成で3分の1あるカリニャンが樹齢80年とのことです。収穫はすべて手摘み厳格に選果、アンフォラで5ヶ月間で、500Lのブルゴーニュ樽で一年熟成させてる、特に手間暇かけてるワインですね。
藤井:土壌は岩石土壌みたいですね。
永渕:オリエンス2017年もキレイでしたが、2022年も若くてパワフルながらすごいキレイですよね。
榎本:ですよね。全体的なバランスがよくエレガントですね。アルコールが14.5%ありますが、樽の風味、果実味と一緒に綺麗に溶け込んでいる印象です。
佐々木:さっきのオリエンスにはラムチョップだと思うんですけど、こちらはいかがでしょうか。
白藤:やっぱり上質な肉がいいよね。
永渕:和牛とかではなく、赤身の多い肉質が良さそう。
市原:アンガス牛良さそうですね。柔らかいけど質量のある肉が良さそうですね。
永渕:私もそう思います。もしソースを使うならしっかりとした味わいが良いですね。マデラソースとかちょっと甘みもありつつ、濃いめのソースなど。
佐々木:本当にお肉食べたくなるワインですよ。
市原:デキャンタとかしたらなんかもっとすごく良くなりそうだね。
白藤:開けて2日目が楽しみなワインですよね。
生産者情報
シャトー・クープ・ローズ

