パンノンハルミ アパーチャーギ ピンツェーセト パンノンハルミ トリコリシュ レッド 2020
Pannonhalmi Apatsagi Pinceszet Pannonhalmi Tricollis Red

カタログ商品番号 11299
商品番号 104840
生産者 パンノンハルミ・アパーチャーギ・ピンツェーセト
ヴィンテージ2020
容量750ml
種類スティルワイン
タイプミディアムボディ
ハンガリー
原産地呼称等パンノンハルミ
コルクタイプスクリュー
アルコール度数14度
希望小売価格2,600円
カタログページ139ページ
品種ピノ・ノワール40% メルロー40% カベルネ・フラン20%
画像URLhttps://azumacorp.jp/cat/item-img.php?item=104840

ベネディクト修道院が造るピノ・ノワール種をブレンドした赤ワイン


世 界 遺 産 ~ The World Heritage ~ パンノンハルマのベネディクト派大修道院とその自然環境が造るワイン。パンノンハルマのブドウ畑にかこまれた丘の上に修道院が建っています。996年の創設より 1000年もの間、ぶどうを収穫してワイン作りに力を注いできたベネディクト派修道士たちの住むパンノンハルマ修道院です。現存するハンガリー最古の修道院は今でも学校や修道院として使われており、ブドウ畑のある丘と森も含めて1996年に世界遺産に登録されました。 昔から修道士たちが丹精して作るワインはその品質が評価され外国にまで知れ渡っていました。特に評判になったのは「パンノンハルマ・リスリング」です。アーモンドやモクセイのような香りと滑らかな舌触りのこの白ワインは、ハプスブルグ家のマリアテレジア女王にも愛されました。女王はそのしるしに金糸で刺繍されたミサ服を修道院に贈っています。しかしパンノンハルマ・リスリングは、第二次世界大戦後ハンガリーが社会主義体制になると贅沢品としてもう造ることが許されませんでした。さらにフィロキセラの来襲と、2度にわたる世界大戦にまきこまれ、その後の共産党独裁政権による修道院のワイナリーと畑の差し押さえにより、しばらく修道院のワイン造りは壊滅となりました。しかし2000年よりハンガリーの国営銀行の協力で再建。修道院が再び古くからの伝統のワインを復活させようとぶどうの木を栽培し始めました。今、やっと実を結び始めたぶどうには修道士たちの期待と誇りが詰まっているのです。栽培面積50ヘクタール。 土壌は砂質ロームと砂質レス、森の腐食土。標高200mの台地にあるPackallo畑で造られます。面積3ha。植樹は2007年。手摘み収穫。収量45hl/ha。エレガントでどっしりとした酒質。余韻も長く 若木ながら既に土地のミネラルを表現するポテンシャルを持っています。年間生産量7,000本。

〜テイスティングコメント〜


控えめな大樽にピノノワールの華やかで繊細な香り、メルローのコクとカベルネフランのきめ細かいタンニンが美しく調和した赤。

土壌

母岩はジュラ紀前期終盤。畑の主な堆積物は鮮新世の砂、ロームと 更新世におきた丘の地殻変動によるレス、それに森の腐食土。

株密度5,210本
仕立て方ギヨ
収穫量40hl/ha
収穫手摘み
発酵、発酵温度ブドウは全て除梗し、ピノ以外は破砕。 発酵は基本的に野生酵母で自然発酵。容器はメルローとカベルネフランは5,000Lの大樽で温度管理は行わず、ピノノワールはステンレスタンクを使用し発酵温度を24~25度に保ちます。アルコール発酵期間は30~35日。
熟成(樽)、熟成期間熟成は228Lのハンガリアンオークで13ヶ月。マロラクティック発酵は樽内で自然に発生します。