今回はアズマ営業メンバーの市原、藤井、榎本、藤田、白藤、永渕、佐々木の全7名で試飲した模様をお伝えいたします!
永渕:今回は、新規生産者のフランス・シャンパーニュのピエール・トリシェ、ラングドックのナチュラルワインの生産者サン・アントワーヌ、2年前に初めて入荷してじわじわ人気上昇中のドイツ、ベアトラム・イゼレ、アズマではすっかり定番、スペインのエース☆ロドリゲス・サンソの4生産者、7アイテムを試飲します。
早速、シャンパーニュのピエール・トリシェから行ってみましょう!まずは「オーセンティック・ブリュット・ナチュレ・プルミエクリュ」から。
藤田:まず香りが良いですね!リンゴやラ・フランスの爽やかな香りです。
佐々木:白亜紀の粘土石灰質土壌なんですね。そういうニュアンスも感じますね。
市原:香りもだけど、熟成感も感じられていい。NVなのに、ブラインドだとミレジムと間違えられそうです。
香り重視というより、しっかり飲みごたえや旨味があと間違えられそうです。香り重視というより、しっかり飲みごたえや旨味があるシャンパーニュです。ランスのエリアだからムニエがいい仕事してますね~!
いいシャンパーニュだなぁ、これどういう経緯で採用が決まったんだっけ。
白藤:よくぞ聞いてくれました笑!アズマにはブリュット・ナチュレやブラン・ド・ブランのシャンパーニュの取り扱いがありませんでしたからね・・・苦節2年、探し続けてやっと巡り合えましたよ!!実はニュイサンジョルジュのデュボワを通して知り合った方が美味しいシャンパーニュがある、と紹介してくれたんです。
そして弊社と取引のあるシャブリの生産者、ピスルーのお友達でもあったんですよ。いや~、ご縁ですね~!!
佐々木:うちのシャンパーニュの中で一番ガス圧が強そうですね!6.8barあります。温度もこのくらいで、少し高めの10~12℃でも美味しいです!
白藤:エチケットは生産者自ら描いたそうですよ。
一同:『絵!?写真ですよね?』・・・ざわざわ・・・『ほんとだ、よく見ると絵だ!』『生産者が描いたなんてすごい』
佐々木:ふっくらとした味わいで、すっぽんのフライとか締めのシャンパンとかによさそうですね。
市原:ちょっと鉄っぽいニュアンスもあるので砂肝とかも合いそう。アミューズブーシュなどで出てくるサーモンにちょっとキャビアがのったようなのとか。
永渕:熟成感や旨味を感じる味わいなので、稚鮎などのフリットも相性よさそうですね。ワタも一緒に食べるような。
一同:『いいね~!もう全部美味しそう!!』『贅沢な会話だな~笑!』
永渕:「ヘリテージ・プルミエクリュ・ブラン・ド・ブラン」はどうでしょう
白藤:シャルドネ100%良いなあ!まさに「白」を感じる味わい。
永渕:本当ですね。くちなしや百合のような白い花の香り、ピュアな果実感、酸がきれいで清楚な味わいです。
藤田:こちらの方が少しイースト香が感じられますね。ブラン・ド・ブランはやっぱり特別ですし、乾杯のシーンで飲んでいただいたり、ブラン・ド・ブランはやっぱり特別ですし、乾杯のシーンで飲んでいただいたり、もうこのワイン自体を単体で楽しんでいただきたいですね。
佐々木:確かに。でも私は季節的には銀杏とか合わせたいです笑!すみません、食いしん坊で!
榎本:いいね~、塩炒りなんてシャンパーニュの酸と合いそうだよね。
永渕:次から次に出てきて終わりがなさそうなので次に行きます。
ドイツのベアトラム・イゼレはどうでしょう。今回3アイテム入荷します。まずは「ゲシュプリーツヴァイン」から
藤田:ヴァイスヴルグンダーとヘリオス(piwi品種)のブレンドですね。「ゲシュプリーツヴァイン」は「おしゃべりしながら」のような意味の造語です。
白藤:この生産者は本当にどのキュヴェも繊細だよね。
榎本:うんうん、本当に繊細できれいな味わいの白ですね。おいしい!!
藤田:バーデンはドイツの中でも南のエリアなのでブルグンダー系の品種の銘醸地なんですよね。シュペートブルグンダーも含め、生産者にとっても一押しのワインなんです。
榎本:上代2,700円でこの味わいは素晴らしいね、上質なワインです。
藤田:このワインのコンセプトは、リラックスしていろんな料理と合わせて楽しんでほしい、ということで、どんな料理と合わせても美味しく飲めるように造られているんですよ。
佐々木:ピクニックみたいなシチュエーションで飲むのも合いそうなワインですね!サンドイッチ、パテ、唐揚げ・・・
市原:確かに、軽やかできれいな酸もあるし果実感もあるし、食事は幅広く行けそうですね。
藤井:行楽シーズンにピクニックワインでご提案したいなぁ。やっと気持ちのい い季節になりましたしね!
市原:「グラウアー・ブルグンダー」は残糖6.1/ℓか~。きれいな酸はありながらかすかに感じる残糖感が心地よいですね。爽やか。
白藤:火山性土壌由来の華やかな香りや、ミネラルを感じるパリッとした飲み口がですね。山の食材と合わせるといいかも。
榎本:キノコとか山菜とか・・・
市原:オイル系パスタとか、アルザス近いからタルトフランベとかも合うよね~!
一同:『いいですね~!』『じゃあシュークルートとかも良いね。』
藤井:「ゲシュプリーツトフ」も美味しい!ドイツのシュペートブルグンダー感が出てます。
市原:ブラックチェリー、プルーンの果実感、穂紫蘇の香り。
白藤:ドイツのシュペートブルグンダーは土っぽさがあったり酸が弱かったりするが、これは本当に素晴らしい!純粋無垢な果実感。
藤田:選果をかなり厳しくやっているので葡萄の素晴らしさがわかりますね。
一同:『本当に素晴らしい~。』『ブルゴーニュとはまた違う、ピノの素晴らしさを感じられますね。』
永渕:サン・アントワーヌの「レ・コパン」はどうでしょう。「コパン」ってなんて意味でしたっけ・・・?笑
市原:「友だち」じゃなかった?あれ、佐々木さん?いま「ごはん」って言わなかった!?
佐々木:違いますよ笑!でも全然違う意味でした!大きい声で間違えました笑!
藤井:急に南仏って感じが来ましたね~!紅茶とか、ウーロン茶の茶葉の香りがありますね、発酵したような。
永渕:本当ですね!あとは、バラのようなお花のアロマがあります。素直な味わいでほっとします。
白藤:豚肉の香草焼きとか良いですね、ローズマリー使って。あとカスレなんかも合いそう。
藤井:そうですね。ガツンと来る感じではないけれど、アルコール度数14.5%ありますし、やっぱり煮込み料理に合わせるとよさそうですね。
藤田:生産者的にはイノシシや鹿のソーセージと合わせるのもおすすめだそうですよ。
市原:「レ・ザンダテュー・サン スルフィット」はちょっと面白い、九州の溜まりお醤油のような香りがしますね。
白藤:サン スルフィットだからかな、わずかにですが豆っぽい香りを感じます。
藤井:こちらはやっぱり赤身のお肉などをグリルしたものが合いそうですね。
永渕:では最後に、サンソの「スキン・コンタクト」に行きましょう。
藤井:美味しいですね!濁ってなくてリンゴの蜜のようなイメージ。
白藤:エチケットは、このワインを飲んだ時のイメージだそうですよ。女性らしくて華やかな味わいのイメージを表しています。
藤田:以前輸入会議で試飲した時より色調が濃くなっていますね。
佐々木:ジャスミンティーやプーアル茶のような中国茶の香りがあります!
一同:『それだ~!!!』
榎本:中華料理にも合いそうだね。
市原:中華良いですね、それならクラゲの前菜とかいいよね。
藤田:結構タンニンを感じるようなしっかりした味わいですね。早摘みのヴェルデホなので酸もしっかり感じられます。それから、1ヶ月コールドマセレーションです。オレンジワインだけどフレッシュ感が出ています。今回も7アイテムで盛沢山でしたが、それぞれ個性があって美味しいワインだったので、ぜひ皆さんに飲んでいただきたいですね。