シャトー・ド・ベル・アヴニール
Chateau de Bel Avenir

シャトー・ド・ベル・アヴニールはボジョレーの北部、サン・タムール村と接するラ・シャペル・ド・ガンシャイにあります。シャトーの設立は1850年代。現在のオーナーは2019年に引き継いだエマニュエル・ベルトラン氏。「ワインはバランス、ピュア、複雑さ、ハーモニーが大切」という信念を元に、引継ぎ後の2020年には12haのブドウ畑が有機栽培に切り替えられました。栽培品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ガメイ、そして近年ボジョレのエリアで栽培が進んでいる注目のガマレ種の4種です。畑は現在すべてVDFのエリアになりますが、2022年からはAOCエリアとして昇格予定。醸造に関しては全て手摘み収穫、自然酵母を使用した発酵、SO2は発酵前と瓶詰め前にごく少量のみの添加。使用する樽は主にアリエ産の228?樽を軽くローストしたものを使用しています。ワインは全て軽くフィルターをかけて瓶詰めします。 ワイン造りに対して。現在4人で行っていますが、その中の一人、日本人の佐藤陽子氏にも注目です。佐藤氏は2015年まで日本国内でワイン講師をしていましたが、さらなる研鑽を積むために渡仏し、フランスで醸造技術士の資格等を取得後、ベル・アヴニールに参加しました。「まだ未完成なシャトー(ドメーヌ)ですが、日本の方に我々のワインの魅力をお伝え出来たら幸いです」。 環境に最大限の敬意を払って生産されるワインは、テロワールを最も自然な形で表現しています。今後の変化もますます期待できる楽しみなワイナリーです。 ~注目の赤ワイン用ブドウ品種「ガマレ種」について~ ガマレ種はスイスの白ブドウ「ライヘンシュタイナー種」とガメイ種の交配品種で、1970年前後にスイスで生産された黒ブドウです。その後、フランスのサヴォワを渡り、ボジョレに紹介されたのはつい数年前。この品種を栽培している生産者は、今現在ではボジョレのエリアの1%にも満たないのではという事です。品種の特徴は寒さに強い品種であることと、しっかりとしたタンニンが感じられる点です。出来上がるワインはボジョレのエリアには無い、タンニンを感じる赤ワインとなり将来的には長熟ワインも生産できるのではと期待を膨らませています。ただ現在は樹齢が若い分、熟成も早い為に、瓶詰め後2~3年で飲み頃となります。

シャトー ド ベル アヴニール ボジョレー ブラン2023
原産地呼称等:AOC ボジョレー|色:白 容量:750ml|種類:スティルワイン|希望小売価格:3,600円(税抜)|品種:シャルドネ100%

2023年VTよりアヴニールの畑は原産地呼称がVDFからAOCに昇格し、ボジョレーブランとなりました。同時に畑はオーガニック認証を取得。発酵・熟成共にステンレスタンクを使用。

シャトー ド ベル アヴニール ボジョレー ヴィラージュ2022
原産地呼称等:AOC ボジョレー|色:赤 容量:750ml|種類:スティルワイン|希望小売価格:2,800円(税抜)|品種:ガメイ100%

果実の凝縮感を保つためステンレスタンクで発酵後、洗練さを保つために熟成もステンレス。丁寧に醸造された飲みごたえのあるガメイです。

シャトー ド ベル アヴニール ガマレ2020
原産地呼称等:ヴァン・ド・フランス|色:赤 容量:750ml|種類:スティルワイン|希望小売価格:2,800円(税抜)|品種:ガマレ100%

スイス由来の黒ブドウ「ガマレ種」は、ライヘンシュタイナー種とガメイ種の交配品種です。近年ボジョレに紹介されたばかりで、今現在では栽培面積1%にも満たない注目の品種です。有機栽培で育ち、オーク樽で熟成。

シャトー ド ベル アヴニール ピノ ノワール2019
原産地呼称等:ヴァン・ド・フランス|色:赤 容量:750ml|種類:スティルワイン|希望小売価格:3,600円(税抜)|品種:ピノ・ノワール100%

粘土石灰質土壌の有機栽培の畑。グラスファイバーのタンクで発酵。ピジャージュ、発酵にも時間を掛け、アリエ産のオーク樽で15か月の熟成。軽くフィルターをかけて瓶詰め。