アズマでも長年にわたり人気のワイン、マコンのつくり手ドメーヌ・デュ・ビシュロンに訪問してきました。
訪問当日、コート・ドールでは降っていなかった雪がこちらでは少し積もっておりました。
近くを流れるソーヌ川の影響もあり、少しマコン一帯の方がコート・ドールより湿気があるためじゃないかしら、とジュヌヴィエブさん。
約60ヘクタールの畑をもつこちらのドメーヌでは11月から剪定がスタートしています。
年末まで日本同様、皆さん慌ただしかったそうです。
ドメーヌは、ジュヌヴィエイヴさんとドニさん姉弟で運営しています。
現在は5代目であるジュヌヴィエイヴさんの息子さんも畑チームに加わっています。
醸造や畑の管理を担当をしているのは弟のドニさんです。
別の来客があり、ドニとは残念ながら、ご挨拶する程度にしかお話はできませんでした。
ジュヌヴィエイブさんにはインタビューできました。
2022年は他のエリア同様、品質、量ともに満足のいくものだったとのことです。
現在取り組んでいるのは環境への思い。
ドメーヌは2018年からHVEの認証を獲得しております。
畑や醸造所で使用する機材なども環境へ配慮されたものを使用しております。
現在の農法はリュットレゾネに該当しますが、
環境への負担を考え、徐々にオーガニックへ移行を試みているようです。
醸造の施設を少し見学したのちに、試飲させていただきました。
試飲した中ではマコン・ペロンヌ・V.V2021年は、酸のバランスが取れ、開けたてでもエキゾチック系のフルーツ香がしっかり感じられました。
良年と呼ばれる2020年と比較しても、また違う個性を持っており、個人的には2021年も素晴らしかったです。
今後入荷予定の2021年が楽しみです。
残念ながらコロナで中止になってしまったのですが、ジュヌヴィエイヴさんは日本に行く予定にしていました。
日本に行くのをとても楽しみにしていたとのことで、とても残念がっておりました。
日本のファンにまた会えるのを楽しみにしておりました。
生産者紹介
ドメーヌ・ド・ビシュロン
ライター 綿矢 菜美
ブルゴーニュ・ボーヌ在住
生産者の「今」を届けるべく、フランスを中心にヨーロッパ各地の生産者を訪問。日本未紹介のワイン探しでフランス全土を奔走中!