藤田:いつも楽しい座談会が始まりました。今回のテーマはBIBです。
佐々木さん、なんの略称でしょうか。
佐々木:バッグ・イン・ボックスです。
白藤:昔はこんなカッコいい言い方してなかったような。
榎本:箱ワインって呼んでました。
白藤:正直、味も品質も良いイメージではなかったですね。
藤井:本当ここ数年に一気に見るようになりましたよね?
佐々木:そうですか?私は前職の飲食店の時から飲んでいましたよ!美味しかったです。
白藤:確かに。今思い出したけど10年くらいまえに飲食店様で使用しているのを見ました!人気のグラスワインだと紹介してもらいましたね。
永渕:でも本当にグラスワイン向きのワインですよ。3Lで750mlのボトル4本分で1本分あたりの金額はとてもリーズナブル。酸化しづらい構造なので、使い勝手も良いです!
藤井:一度使っていただくとリピート率はとても高いと思います。大変ありがたいですよね。
榎本:飲食店様のバイザグラス用のワインの印象でしたが、ワインショップ様からの問い合わせも多いです!
佐々木:私も家ではBIBですね!酸化しづらい構造なので、チビチビ飲んでも美味しさが続いています!
藤井:たくさん提供するプロ向けの印象だったけど、そういった使い方もできるんだね!
永渕:飲む前から盛り上がりましたね!早く試飲しましょうよ。(笑)
藤田:最初はラングドックの生産者ソミエロワの白です。
①レザミ・ル・ブラン・ド・ソフィーBIB 3L

https://azumacorp.jp/cat/item.php?item=105024&winery=300295&country=france®ion=%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF
藤田:品種はグルナッシュ・ブラン60%、ヴィオニエ40%です。
畑は700haを所有しているコペラティブのワインです。
榎本:本当、やっと飲めるね。(笑)
この生産者はSO2フリーのワインも手掛けていたけど、規模は大きいけど仕事は丁寧だよね。
色調は淡くはないけど、味わいはとてもクリーン。
永渕:グルナッシュ・ブランの果実の厚みと、ヴィオニエのフローラルさを感じますね。
箱のデザインは、極楽鳥花、ストレリチアですね。外箱のデザインそのままの南国感。桃やカリンのニュアンスです。クリーンだけど、決して軽いワインではないと思います。
藤井:丁寧な除梗を行ってから醸造しています。味わいから、選果もしっかりしているのを感じますね。
佐々木:この品質、750ml換算で上代1,225円のワインと考えたら、素晴らしいですね。
②レザミ・ル・ルージュ・ド・ヴィンセント BIB3L

https://azumacorp.jp/cat/item.php?item=105023&winery=300295&country=france®ion=%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF
藤田:次は同じ生産者の赤ワインを試飲しましょう!
こちらはシラーが60%、グルナッシュ40%です。
永渕さん:赤ワインもエレガントですね~
白藤:フレッシュだけど、さっぱりと軽い赤ではなく、コクもありますね。
佐々木:きれいな酸味も感じます。春のピクニックに持っていきたいですね。
藤田:3L重くない?
永渕:行く人数次第では、むしろ軽いですよ!瓶ゴミがないのもメリットですね!箱ワインはエコワイン♪
藤田:・・・なるほど。
白藤:ピクニックだったら、ローストビーフやパテみたいなお肉の冷前菜と合うだろうね。ペアリングについてはあとでまとめて考えましょう!
③レ・セードル・IGP・ガード・ブラン・BIB3L

https://azumacorp.jp/cat/item.php?item=105486&winery=300268&country=france®ion=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8C
藤田:次はローヌのビオディナミの生産者シャトー・ド・バステの白ワインです。
この生産者は合計3つのBIBをつくっています。
レ・セードルという名前のIGPのブランとルージュとAOCコート・デュ・ローヌ・ルージュです。
榎本:コート・デュ・ローヌ・ルージュは元々シャトー・ド・バステが所有する畑のワインのため、ビオディナミ農法。レ・セードルは友人の所有する畑を受け継いでできたオーガニックワインですね。ビオディナミ移行中みたいですね。
白藤:最初に飲んだソミエロワの白と比べてみると、ソミエロワの方がより色調が濃く、バステの方が淡いかな。香りはソミエロワが南国トロピカル、バステは柑橘とかメントールを感じるから冷涼なエリアのイメージかな。ソーヴィニヨンブランらしさがちゃんと感じられるね。
永渕:入荷当初は待望の白が来たー!って思いましたね。
味わいは、美味しいの一言につきますね。
佐々木:私の次のハウスワインに決定です。
④レ・セードル・IGP・ガード・ルージュ・BIB3L

https://azumacorp.jp/cat/item.php?item=105485&winery=300268&country=france®ion=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8C
榎本:次はレ・セードル・ルージュですね。品種はシラー、グルナッシュ、マルセラン、カラドックを25%ずつ使っています。
藤井:色調は紫色に近いかな。とてもジューシーな味わい。ソミエロワの赤に比べるとガード・ルージュのほうが、より果実味を感じられるね。マルセランが入っているからかな。
永渕:美味しいの一言につきますね。
佐々木:(笑)
⑤コート・デュ・ローヌ・ルージュ・BIB・3L

https://azumacorp.jp/cat/item.php?item=105431&winery=300268&country=france®ion=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8C
白藤:最後はシャトー・ド・バステ、コート・デュ・ローヌ・ルージュか。
藤井:このワインはAOCの畑ですね。箱の中にプラスチック・バックが使われているので認証取得できませんでしたが、デメター基準で造られています。
白藤:アズマBIB始まりのワインですね!大きな声では言えないけど、重いからサンプルの持ち歩きせずに、口頭と資料で案内していたけど。。。気づいたら欠品続出の人気ワインになっていたよね。
榎本:エレガント、でもパワフル。品種はシラー80%、にグルナッシュ20%ですね。
永渕:美味しいの一言に加えて、AOCのワインだからかBIBというより、マグナムボトルとか大きいボトルで熟成したかのような上質さ。
佐々木:上代6,100円ですが、750ml換算で1500円ほど。。。素晴らしい!
~ペアリングについて~
藤田:ではペアリングについても考えていきましょう!
まずはソミエロワの白はいかがでしょうか。
藤井:シーフードBBQのイメージ、ホタテ、ツブ貝とも相性よさそう。
白藤:グリル料理は良さそうですね。豚肉に塩コショウ振ってハーブも添えて。
榎本:アヒージョもよさそうです。
藤田:ソミエロワの赤はいかがでしょうか。白藤さんのローストビーフやパテ以外に
永渕:トマトと相性よさそうだから、チキンのトマト煮はいかがでしょうか。
佐々木:ロールキャベツもいいです!コンソメスープを使って
榎本:では次はシャトー・ド・バステの白、ガード・ブランね。野菜の天ぷら良さそうじゃないですか?
藤田:きっと合いますね。
藤井:先日作ったんだけど、鶏ハムも合いそう。ピクニックする際はぜひ!
白藤:ガード・ルージュは、シンプルにハンバーグかな。果実味と酸とあるから。
永渕:いいですね。ピクニックではミートボールはいかがでしょうか。
白藤:最後のコート・デュ・ローヌ・ルージュには・・・カレーを勧めたくなりますね。家でもピクニック、キャンプとカレーは食べたくなるでしょ?これだけ味わいしっかりしてるから間違いなく合うよ!
藤井:果実の豊かさとタンニン感、いろいろ試したくなりますね!
